2013年02月09日
ヴォイトレ、徒然。。。
私のところにヴォイストレーニングに来てくれている◎◎さん。
彼女は、歌うのが好きだけれど、とても上手とはいえない全くの初心者。
けど、彼女なりに一大発起して、昨年晩秋、私のところに来てくれました。
声も歌も、インスタントに良くなっていくものではないと納得したうえで、
うちの、地味でチョット厳しいヴォイトレに、時間をやりくりして、月に4回通ってます。
私のところは、基本ブレストレーニングからヴォイストレーニングがメインで、
楽曲を使ったトレーニングはあまりしません。
やっても1時間中15分程度、全くしない日もあります。
(普段、ステージで歌っているような人ほど、基礎トレーニングのみだったりします。)
先週のレッスンの時、60分のレッスンをほとんどその基礎トレに費やした後、
来月末の発表会で歌う曲を歌ってもらいました。そして彼女の歌を初めて誉めました。
その歌を一生懸命練習したというのが、歌いだしてすぐにわかりました。
とても丁寧に、大事に大事に、歌っていたので
途中で、1度も止めず、フルコーラス歌ってもらいました。
私の個人的な立場からの感情かもしれないけれど、
彼女の、それでも上手とはいえないその歌は、私の胸を震わせました。
とても、一途な想いがまっすぐ伝わってきて、ものすごく気持ちのよい歌でした。
歌って、得意だから歌うんじゃなく、まず、好きだから、歌いたいから歌うんだよね。
そこには、感動がついてくる、歌う方にも聴く方にも。
歌が、音楽が素晴らしいっていうのは、こういう所なんじゃないか。。。
と、思いました。